【専門看護師の仕事】遺伝看護専門看護師の仕事
遺伝看護専門看護師とは?
遺伝看護専門看護師は、対象者の遺伝的課題を見極め、診断・予防・治療に伴う意思決定支援とQOL向上を目指した生涯にわたる療養生活支援を行い、世代を超えて必要な医療・ケアを受けることができる体制の構築とゲノム医療の発展に貢献する看護師です。
遺伝看護専門看護師としての働き方と求人
遺伝看護専門看護師の現場は、一般病棟です。
遺伝看護専門看護師として仕事をしたいという方は、まずは資格を取得し、その専門資格を有する看護師を求めている病院や医療機関に勤めることが必要です。求人の見つけ方はさまざまですが、看護師専用の転職サイト等に登録しておけば、専門看護師を求めている病院の採用情報を知ることができますので、登録しておくことをおススメします。
遺伝看護専門看護師資格を取るにはどうすればいいの?
遺伝看護専門看護師として従事するには、遺伝看護専門看護師資格を取得する必要があります。
専門資格を取得するには看護師資格を持っていることが、まずは条件となります。次に、看護系大学院修士課程修了者で日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計26単位または38単位)を取得していること、実務研修が通算5年以上あり、うち3年間以上は専門看護分野の実務研修であることが専門資格試験を受験する条件となっています。
なお、専門看護師資格は一度取得すると永久にその資格を保持できるわけではなく、5年ごとの更新制度となっています。
専門看護師としての収入はどれくらい?
勤務する病院によって、一般の看護師より高い収入を得る方もいれば、同じ収入と言う場合もあります。一般看護師とさほどかわらない収入であることが多いです。資格の内容によっては、大幅に収入がアップすることももちろんありますが、専門看護師の中にはセミナー講師などで講演を依頼されたり、専門機関の教員として後輩に指導するなど、看護師としての仕事以外にもいろいろな働き方があります。
資格を活かせる職場と、どんな人に向いた仕事なのか?
現時点では、遺伝看護専門看護師はまだ誕生していません。2017年12月に誕生見込みとされています。ですので、この仕事に対する期待度は未知数でもあります。病気に関しては、病気と遺伝の関係性も研究でずいぶん明かされてきました。
そんな中で、遺伝看護専門看護師としての働き方もまた未知数な部分が多く、今後が期待されています。新しいことにも自らチャレンジできる方、勉強熱心な方に向いている仕事です。
コメントする